
先日、家族で映画館に行き、ズートピア2を観てきました。
前作もとても好きな作品でしたが、今回のズートピア2は、「パートナーシップ」というテーマが、かなり色濃く描かれていると感じました。
舞台は動物たちが暮らすズートピアの世界。
主人公は、ウサギの警察官ジュディ・ホップスと、キツネの警察官ニック・ワイルドです。
この二人は前作で出会い、大きな事件を解決した功績が認められ、警察署の中でも正式なパートナーとして活動しています。
いわば、同じ事件を担当し、行動を共にする「仕事上の相棒」という関係ですね。
このジュディとニックの関係性を見ながら、
私は自然と、自分自身のパートナーシップのことを重ねていました。
今回は、ズートピア2をきっかけにあらためて考えた、
豊かなパートナーシップの在り方について、少しシェアしてみたいと思います。
この記事の要約:「ズートピア2」から考える、豊かなパートナーシップのポイント
| 違う者同士が組む意味 | ズートピア2では、同じ動物同士ではなく、性格も種族も異なるジュディとニックがパートナーとして描かれています。違いがあるからこそ、見える景色や役割が増えていくことが示されています。 |
|---|---|
| 夫婦関係に重なった気づき | 正反対の性格を持つ妻との関係を通して、パートナーシップとは「同じになること」ではなく、「違うまま一緒にいること」だと実感しました。 |
| 仕事の価値基準の変化 | 「好きなことをして笑っていてくれたら幸せ」という妻の言葉をきっかけに、売上や効率だけでなく、自分が本当にワクワクする仕事に目を向けるようになりました。 |
| 陰陽という東洋哲学の視点 | 陰陽は優劣ではなく役割の違いを表す考え方です。進める視点と受け取る視点、両方があることで、人生や仕事は立体的に見えるようになります。 |
| 視点が増えることで生まれる豊かさ | パートナーシップによって視点が増えると、仕事の選び方や喜びの感じ方も広がります。数字だけでは測れない充実感が、日常の中に自然と生まれていきます。 |
これらについて、以下で分かりやすくお話します。
同じ者同士ではなく、違う者同士が組むということ
ズートピアの世界における「パートナー」とは?
ズートピアの警察署を見ていると、ある前提があることに気づきます。
それは、基本的に「同じ動物同士」がパートナーになっている、という点です。
- シマウマ同士
- カバ同士
- 体格や性質が似ている者同士
考え方や行動のテンポが近いほうが、仕事は進めやすい。
これは、現実の仕事の世界でもよくあることですよね。
その中で、ジュディとニックは明らかに異質な組み合わせです。
ジュディとニックという組み合わせ
ジュディは、正義感が強く、まっすぐで、
「世界を変えたい」「理想を実現したい」という気持ちがとても強いキャラクターです。
一方のニックは、どちらかというと一歩引いた立ち位置で、
状況を見ながら調整したり、ジュディの後ろについて支えるような役割を担っています。
ウサギとキツネ。
性格も、考え方も、物事の捉え方も違う。
だからこそ、物語の途中では、二人の間にすれ違いが生まれます。
同じ出来事を見ていても、受け取り方が違う。
正しさの向きが、少しずつズレていく。
それでも最終的には、お互いの存在が自分にとって欠かせないものだったと気づき、
それを言葉で伝え合い、以前よりも良いパートナーになっていく。
この流れを観ながら、私は自然と、自分自身のパートナーシップのことを思い出していました。
私たち夫婦のパートナーシップ

振り返ると、かなり正反対だった性格
私と妻は、性格だけを見れば、かなり対照的だと思います。
私はどちらかというと内向型で、
一人で黙々と仕事をするのが苦にならないタイプです。
- 真面目
- 決めたら一直線
- 仕事中心になりやすい
特に若い頃は、仕事においても「外側の成功(売上、会社規模など)」を強く意識していました。
一方、妻はまったく違います。
- 社交的で友達が多い
- 人の話を聞くのが得意
- 自然に場の空気を和ませることができる
正直に言うと、もし小学生の頃に出会っていたら、
たぶん仲良くなっていなかっただろうな、と思うくらい性格が違います。
出会ったタイミングも含めてのパートナーシップ
ただ、大人になり、私が仕事をしているタイミングで出会ったからこそ、
妻のそういった部分が、とても魅力的に感じられました。
今振り返ると、
パートナーシップというのは、性格の相性だけでなく、
「どの人生のフェーズで出会うか」も大きいのだと思います。
そして妻との関係の中で、
私の仕事に対する価値観は、少しずつ変わっていきました。
「好きなことをして、笑っていてくれたら幸せ」という一言
昔の私は、数字で自分の価値を測っていた
以前の私は、仕事の評価軸がかなり数字に寄っていました。
- 売上
- 会社の規模
- コストパフォーマンス
- タイムパフォーマンス
成果を出し続けていないと、
社長としての価値がないような気がしていたんですよね。
もちろん、ビジネスを続ける上で数字は大切です。
今でもその考え自体は変わっていません。
ただ、当時の私は、
極端に「数字=自分の価値」になってしまっていた。
東洋哲学的に言うと、「数字に執着していた」のです。
今振り返ると、かなり苦しかったな、と感じます。
妻の言葉が、仕事を見る視点を変えた
あるとき、妻にこんな質問をしたことがあります。
「どんなときに幸せを感じる?」
そのとき返ってきたのが、
「こうすけが、好きなことをして、笑っててくれたら幸せ」
という言葉でした。
正直、とても驚きました。
私が社長であることや、
年収や仕事の成果が、
妻の幸せの条件に含まれていると思い込んでいたからです。
でも、妻の答えの中に、
そういったものは一切ありませんでした。
この一言は、
私の仕事に対する見方を、大きく変えるきっかけになりました。
「儲かる仕事」より「ワクワクする仕事」に目が向くようになった

仕事の基準が、少しずつ変わっていった
妻の言葉をきっかけに、私は少しずつ、
「どんな仕事を選ぶか」という基準が変わっていきました。
それまでは、どうしてもこういう視点が先に立っていました。
- 単価が高いか
- 効率がいいか
- 時間あたりのリターンはどうか
これはこれで、経営者として自然な視点だと思います。
今でも、これらがまったく不要だとは思っていません。
ただ、それだけで仕事を選び続けていると、
どこかで無理が出てくる感覚もありました。
小学生の遠足前日のような感覚
そんな中で、ふと気づいたことがあります。
自分が本当に好きな仕事に向き合っているとき、
感覚がまったく違う、ということです。
- 明日の仕事が楽しみで、なかなか眠れない
- 当日も、目覚ましより早く目が覚める
- 「いくらになるか」より、「早くやりたい」が先に来る
小学生の頃、遠足の前日にワクワクして眠れなかった、
あの感覚に近いものがありました。
この感覚がある仕事は、
不思議と、無理なく続けることができます。
私にとって、それが「情報発信」だった
自然と続いてしまう仕事
私の場合、その感覚を一番強く感じるのが、情報発信でした。
- YouTube
- ブログ
- メールマガジン
- ポッドキャスト
これらは、「やらなきゃいけない仕事」というより、
「つい、やってしまう仕事」に近い感覚です。
ネタを考えるのも、
伝え方を工夫するのも、
誰かの役に立つかを想像するのも、
苦にならない。
情報発信が、仕事につながっていく流れ
結果として、
- 発信を通じて、私の考え方を知ってもらい
- それらを見て信頼が蓄積され
- 結果としてホームページ制作やマーケティングの相談をしてくれる
という流れが、自然にできあがっていきました。
「売ろう」としなくても、
「伝えたい」を続けていたら、仕事になっていた。
この形にたどり着けたのは、
間違いなく、妻のあの言葉があったからだと思っています。
違う視点が加わることで、世界は立体的になる(陰陽)

陰陽は、優劣ではなく役割の違い
東洋哲学に「陰陽(いんよう)」という考え方があります。
陰陽(いんよう)とは
- 光と影
- 動と静
- 昼と夜
- 夏と冬
どちらが正しいのではなく、
両方があって、はじめて全体が整う。
それを表したのが、陰陽という視点です。
これは、
- どちらが正しい
- どちらが優れている
という話ではありません。
役割や性質が違うものが、
組み合わさることで、全体が成り立つ、という考え方です。
- 進める視点
- 受け取る視点
- 成果を見る視点
- 関係性を見る視点
どれか一つが欠けていると、
世界はどうしても一方向からしか見えません。
二人で見るから、見える景色が増える
私一人だったら、
きっと今も、数字や効率を中心に世界を見ていたと思います。
でも、妻という違う視点が加わったことで、
- 仕事の選び方
- 喜びを感じるポイント
- 「何を大切にするか」
が、少しずつ増えていきました。
世界が変わったというより、
見える世界が増えた、という感覚に近いです。
無料で続けている、地域の子どもへのバスケ指導の話

昔の自分なら、選ばなかったかもしれないこと
今、私は地域の子どもたちに、
ボランティアでバスケットボールを教えています。
正直に言うと、
昔の自分だったら、やっていなかったと思います。
- お金にはならない
- 自分のスキルが大きく伸びるわけでもない
- 数字で見れば、評価しづらい
そう考えていたはずです。
今、心から楽しいと感じている理由
でも今は、この時間がとても楽しい。
子どもたちが、
- 新しいバッシュを買った
- もっと上手くなりたいと言い出した
- 地域のクラブチームを探し始めた
そんな話を、親御さんから聞かせてもらうことがあります。
そのたびに、
誰かの人生の中の、ほんの小さな変化に関われたような感覚があって、
それがとても嬉しい。
お金にもならないし、
自分のバスケが劇的に上手くなるわけでもない。
それでも、「やってよかった」と心から思える。
この感覚を持てるようになったのも、
やはり、パートナーシップの中で視点が増えたからだと感じています。
違う性格のパートナーがいるということ
ズートピア2を観て、
そして自分たちのことを振り返って、
あらためて思ったことがあります。
パートナーシップは、
同じ考え方になることでも、
どちらかが正解になることでもありません。
違う性格の二人が出会うことで、
- 人生の深さが深まり、
- ものの見方が増え
- 大切にしたいものが、自然と見えてくる
そんな関係性なのだと思います。
私は、ズートピア2を通して、
そして妻との日々を通して、
そのことをあらためて実感しました。
あなたのそばにいる「違う性格の誰か」は、
どんな世界を、あなたに見せてくれているでしょうか?
追伸
期間中にズートピア2を映画館で観ると、
ディズニー・ロルカナ・カードゲームの
「点と線とをつなげ」というカードがもらえます。

我が家は5人で行ったので、5枚ゲットしました。
最近は、長男・次男、そして私でロルカナにハマっているので、
このカードをどう使うかを考えるのも、ひとつの楽しみになっています。









