社長の働き方。ときどき禅とか。

西洋と東洋の「考え方」の違い

西洋と東洋の「考え方」の違い

ビジネスの世界では、一般的に“西洋的な考え方”が主流です。
つまり、「原因を分析し、課題を明確にし、改善していく」という考え方。

たとえばマーケティングでも、
「なぜ売上が上がらないのか」「どこにボトルネックがあるのか」
という問題を数字で分析して、改善策を立て、行動計画を作る——。

この「原因と結果」「目標と達成」という思考の流れは、まさに西洋哲学に根ざした発想です。

もちろん、それはとても大切なことです。
私も長年、マーケティングの仕事をしてきて、この西洋的なアプローチが成果につながる場面を何度も見てきました。

でも、どこかで息が詰まってしまう。
数字を追い続けても、なぜか心が満たされない。
いつも焦り、不安で、逃げるように走り続けている…。

そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

そんな時に、東洋哲学的な考え方は、とても役に立ちます。

ここでは、私が以前直面した「営業が苦手」という問題を例に上げて、西洋と東洋の違いを解説します。

(例)「営業が苦手」という問題を解決するには?

西洋的アプローチの限界 ― 「頑張る」だけでは苦しくなる

私は、営業が大の苦手です。
(今でも苦手です)

でも、「営業ができなければ売上は上がらない」と信じていた私は、営業トークの本を何冊も買い、研修に何百万も投資し、練習を重ねていました。

ところが、どれだけ頑張っても結果が出ない。
むしろ、どんどん苦しくなっていったのです。
当たり前ですよね、そもそも営業が好きではないのですから。

西洋的な考え方では、
「うまくいかないなら、もっと努力すればいい」
「別の方法があるはずだ」と、前へ進もうとします。

でも、東洋の考え方は少し違います。
頑張ることをやめて、「そもそも、この問題は本当に問題なのか?」と立ち止まるのです。

東洋的アプローチ ― 「問題を手放す」という考え方

私の場合、「営業が苦手」ということを、いったん疑ってみました。
「そもそも営業って、やる必要があるのか?」と。

よく考えてみると、私は人に売り込むことが好きではない。
でも、情報を発信して誰かの役に立つことは好きでした。

だったら、営業を無理に頑張るのではなく、
“営業をしなくてもお客様が来てくれる仕組み”を作ればいいのでは?

そう思って、私は営業を手放し、自分が得意な「集客」や「情報発信」に力を入れるようにしました。

YouTubeやブログ、Podcastで、自分の経験やノウハウを発信する。
それを見た方が「この人に相談したい」と思って連絡をくれる。

すると、営業をしなくても、自然に仕事が生まれるようになりました。

つまり、「営業が苦手」という“問題”を解こうとするのではなく、
その問題そのものを“手放す”ことで、道が開けたのです。

西洋と東洋、どちらも大切。けれど「立ち止まる力」も必要

私は、マーケティングや経営の現場で
「西洋の分析力」 と 「東洋の受容力」 の両方が大事だと感じています。

西洋の考え方は、前へ進むための「推進力」。
東洋の考え方は、立ち止まり、整えるための「調整力」。

どちらか一方ではなく、
この二つをバランスよく持つことで、
成果だけでなく“心の平安”も得られるのではないかと思うのです。

このサイトで伝えたいこと

『社長の働き方。ときどき禅とか。』では、
この「西洋の知」と「東洋の智(ちえ)」のあいだにあるバランスを探っていきます。

頑張ることも、立ち止まることも、どちらも尊い。
ただ、苦しくなったときには、“分析”よりも“気づき”が必要かもしれません。

このサイトでは、そんな「考え方を整えるヒント」を、
私自身の経験を通してお伝えしていきたいと思います。

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